東京・銀座のオーダースーツ店【ガーベル】 HOME > 礼服についてとおすすめ生地
招待状で「平服でお越しください」とあったらどうすべき?
あなたが、結婚式や披露宴、その他パーティなどに招待されたとします。そこで送られてきた招待状に「当日は平服でお越しください」と書いてあったら、何を着て行くのが正解でしょうか?
何を着れば浮かないか、どの範囲なら恥ずかしい思いをしなくて済むか、ご存知ない方も意外に多いかもしれません。冠婚葬祭プロデューサーであり、よく当店をご利用いただくお客様でもある小山高夫氏の著書、『今さら訊けない、大人のマナーとエチケット』では、「平服」について以下のように解説されています。
今さら訊けない、大人のマナーとエチケット 「平服でお越しください」さて、どうする?
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「平服」はブラックかダークがスタンダード
礼服には格式などに合わせて正礼服、準礼服、略礼服とありますが、招待状に「平服で」とあった場合は、ここでいう略礼服で出席するのが正解です。
- 正礼服
- 準礼服
- 略礼服
日本では当たり前のように「略礼服といえば黒の上下背広」と考えられていますが、欧米では上下ブラックスーツだけでなく、ダークスーツも平服(インフォーマルウェア=堅苦しくない洋服)に位置づけられています。したがって、日本で「平服でお越しください」と明記されていた場合には、ブラックスーツかダークスーツで参加するのが常識だといえるでしょう。「平服=いつも来ている服」と勘違いし、ジーンズなどをはいていかないように気をつけましょう。
おすすめはダークスーツ
ダークスーツは、黒色に近いミッドナイトブルー(濃紺色)かチャコールグレー(濃鼠色)の背広上下とされています。「ブラックスーツかダークスーツで参加するのが常識」と先述しましたが、
(1)タイやチーフ、カフスボタンなどの礼装用小物を用いてドレスアップしやすい、
(2)シルエットが目立ちやすいブラックに比べて様になりやすい、
という理由から、ダークスーツの着用がおすすめです。
ミッドナイトブルーのスーツ
チャコールグレーのスーツ
※ WEB上の画像と実際の商品の色合いが多少異なる場合がございます。
ガーベルのダークスーツ向け生地
東京・銀座のオーダースーツ店「ガーベル」では、春夏用(S/S)のダークスーツと秋冬用(A/W)のダークスーツで2パターンの生地を取り扱っております。それぞれの生地の特徴と人気の生地ベスト3は以下をご覧ください。
ダークスーツ向け生地の特徴
春のさわやかさを演出し、夏をすがすがしく過ごしたいなら、リネン(亜麻)とコットン(木綿)がおすすめです。リネンは通気性・吸水性・放湿性に優れているため、汗をかきやすい時期のスーツにぴったり。しっとりとした光沢が、高級感を演出してくれます。コットンはリネンと同様の特長に加えて肌触りのよさも魅力。ややカジュアルになりますが、見る者にすっきりとした清涼感を与えます。
暖かみのある雰囲気や保温性が重要な秋冬のダークスーツでは、やはりウール(羊毛)が外せません。落ち着いたデザインはもちろん、羊の種類や飼育地、織り方によって違った味わいの仕立てが楽しめます。秋冬はどうしてもブラックスーツが主流になりますが、ダークスーツでワンランク上のオシャレを楽しんでみてはいかがでしょうか?